カテゴリー
業界用語

舞台用語 : 上手(かみて)下手(しもて)とは?

演劇や音楽コンサートなどでの舞台、ステージの場所を表現する言葉で、「上手(かみて)」「下手(しもて)」という言葉があります。耳にしたことはありましたが、どっちがどっちだかよく理解しておりませんでしたので、ちょっと調べてみました。

まず「上手(かみて)」とは、観客からみて右側、「下手(しもて)」とは向って左側の事だそうです。舞台セットや演目などによって、今回はこっちが上手、などと変化するものだと勝手に考えておりましたが、単純にお客さんから見て右側が上手、左が下手という事なんですね。知らなかったー。

語源は諸説あるようなのですが、縁起の上手(じょうず)な人は右側に。下手(へた)な人は左側に。というのがいつの間にか定着し、「上座(かみざ)」「下座(しもざ)」というような身分を表す表現をなぞって、上手、下手、と言われるようになったとの事です。交通情報などで、大都市に向かうことを「上り(のぼり)」、その逆を「下り(くだり)」と言ったりもしますね。地方に住んでいる私としては、見下されているようで気分の良い表現ではないのですが。

また同じ漢字「上手」で「かみて」「うわて」「じょうず」と、優れていることを表現し、「下手」で「しもて」「したて」「へた」と、劣っていることを表現しています。それぞれニュアンスの違う言葉になるのでややこしいですよね。一つの言葉の裏に複数の意味合いを持つ、日本文化らしい表現の一つですね。

ちなみに欧米の舞台では、舞台に立った役者から見て右側を「ステージライト(stage right)」、左側を「ステージレフト(stage left)」と言うようです。

また一つ、奥深い日本文化を垣間見たような気がしました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です